バチカン美術館周辺やサン・ピエトロ広場周辺には偽物スタッフ(正規スタッフっぽいチケット業者やガイド)がいっぱいです!キリスト教の総本山なのに偽物スタッフがたくさんいます。しかも彼らは野放し。騙されないように注意です。
「騙される」というほどではないかもしれませんが、「間違った情報」に注意です。時間とお金がムダになります。
私たち家族が予定していたこと
旅行前の計画は
①サン・ピエトロ広場に行く
②ヴァチカン美術館を見る(事前予約済み(時間指定)でバウチャー持ってる)
③サン・ピエトロ大聖堂に入る(秘密の通路利用)
④できればクーポラに登りたい(どっちでもいい)
でした。
さて当日、まずサン・ピエトロ広場に到着です。
偽物スタッフ現る!その1 サン・ピエトロ広場にて
サン・ピエトロ広場で迷ったり困ったりする状況があります。そのため、「偽物スタッフ」がそこに漬け込んでくるように感じました。以下はその時に感じたことと「偽物スタッフ」が提案した内容です。
サン・ピエトロ広場には、サン・ピエトロ大聖堂とヴァチカン美術館への入り方が書いてない
地図で見てもサン・ピエトロ広場へはわかりやすくてすぐにいけます。
↓サン・ピエトロ広場へはこの道をまっすぐ行くと到着します。
↓サン・ピエトロ広場到着です。
ふと周囲を見るとすごい行列。2018年1月2日の状況です。
↓右を見るとこんな感じ。
↓左の方からずらっと並んでいます。
私たち家族は事前にネット予約した「ヴァチカン美術館入場」のバウチャーを持っていました。そして、英語はいまいちです。
ここで迷ったことが、①『あの行列はなんだろう?』です。
実はサン・ピエトロ広場にヴァチカン美術館の入り口があると思っていました。もしくはその近くにあると思っていたのですが実際は徒歩10分も離れています。最初にちゃんと調べてればよかったのですが、その行列がヴァチカン美術館への行列なのか別のものなのか見極める必要がありました。なので私と妻はキョロキョロウロウロ。
サン・ピエトロ広場とヴァチカン美術館の入り口の関係は、下の地図で確認してください。
偽物スタッフ現る!その1
キョロキョロ探したのですが、サン・ピエトロ大聖堂とヴァチカン美術館への入り方が書いてません。
しばらく見ていてわかったのですが、実はサン・ピエトロ大聖堂に入る人たちのセキュリティチェックでした。大聖堂は宗教施設なので【無料】です。なのでチケット売り場もありません。ということはスタッフもいません。
行列の先にセキュリティのスタッフがいるだけのようでした。柵の中にいるので話しかけられるような雰囲気ではなかったです。ま、英語苦手なのでうまく聞けるかどうかわかりませんが。。。
とそこに「偽物スタッフ」登場。
(偽物かどうかの見分け方は後ほど紹介します。本物のように見えますので注意。)
偽物「●●ユーロで、並ばずに入れますよ」「僕がガイドすることで一緒に入れます」
的な内容で言い寄ってきました。
私たちは「サン・ピエトロ大聖堂ではなくヴァチカン美術館に行きたい」、「予約済みでバウチャーを持っている」
ことを告げ、バウチャーを見せました。(もちろん見せただけで手渡してはいけないという動物的カン)。
そうすると「偽物スタッフ」は悪い顔は全くせずに、丁寧に愛想よくヴァチカン美術館への道を教えてくれました。
本当にサン・ピエトロ大聖堂に並ばずに入れるかどうかは確認できませんでしたが、サン・ピエトロ大聖堂に入りたい人があの行列を見たら誘いに乗ってしまうでしょう。私たちはヴァチカン美術館の予約時間が近づいていたので惑わされずに済みました。
というか、この偽物スタッフはきちんとヴァチカン美術館の入り口を教えてくれたので親切な人でした。ありがとう。
googleマップで確認して、でも実は半信半疑でヴァチカン美術館の入り口へと向かいました。
↓途中の道です。思いっきりバチカン市国の外です。
偽物スタッフ現る!その2 ヴァチカン美術館への道にて
サン・ピエトロ広場を出てヴァチカン美術館の道中、入り口まであと4分ほどのところ。アラブ系、スーツ姿、首からIDを下げた人が声をかけてきました。彼は偽物スタッフです。(見分け方は後ほど。)
偽物「ヴァチカン美術館ですか?チケット持ってますか?」
私「ネット予約したのでバウチャー持ってます。入り口でチケットと交換するんですかね?入り口はこの先ですか?」
偽物「そうですその先ですが、そのバウチャーだとサン・ピエトロ大聖堂に入れませんよ」
(※サン・ピエトロ大聖堂は無料で、チケットも不要なので、このバウチャーで入れないというのは、百歩譲って嘘ではない。)
私「ヴァチカン美術館の予約時間があるので急いでるし、サン・ピエトロ大聖堂は入れなくてもいいわ。」
(※実はヴァチカン美術館の裏技でサン・ピエトロ大聖堂へ行けることを知っていた。)
偽物「窓口でヴァチカン美術館とサン・ピエトロ大聖堂の両方入れるチケットを紹介しますのでこちらへどうぞ」
と言って美術館と逆の方向へ連れて行こうとする。
(※彼は確か「紹介するintroduce」か「提案するsuggest」と言ったと思います。販売しているとは言ってないので、彼とは別の業者にバトンタッチして紹介料をもらうつもりなのかも。)
私「ありがとう今回はいいわ!」
結局、ヴァチカン美術館にはバウチャーで問題なく入れました。(バウチャーを入り口でチケットに交換してもらう)。美術館の裏技でサンピエトロ大聖堂にもスムーズに入れました。
先ほどの偽物スタッフの言うこと聞いていたら、ヴァチカン美術館の予約時間に間に合わなかっただろうし、何か余計な出費があったに違いありません。関わらなくてよかったよかった。
偽物スタッフの見分け方
2018年の正月の情報です。
当然、偽物(と思われる)スタッフに「あなた正規のスタッフではないですよね?偽物ですよね?」とは聞けるわけもなく、私の見立てですので参考としてください。
本物と偽物の違い
本物スタッフさん
=「オレンジのジャンパー」
+「背中に【staff】のでっかい文字」
偽物スタッフ
=「スーツ」
+「首から下げたIDっぽいもの」
+「IDには【legal information】の文字と顔写真と名前」
(official informationだったかも)
IDに書かれた文字に注意
チラ見なので正確ではないですが、IDには下記が書かれていたと記憶しています。
legal information
:違法性のない情報
(偽情報であっても違法性はないのでしょう)
または
official information
:公式(正式)の情報
(公式と書いてあるが「ヴァチカン」と書いていない!これがミソ。)
本物スタッフさん頑張って
なぜオレンジジャンパーが本物かと言うと、ヴァチカン美術館の中にもいたから。逆に偽物スタッフは美術館のチケット売り場周辺にはいなかった。
偽物スタッフは結構たくさんいます。曲がり角だったり、行列の最後尾だったり、迷いそうなところにいてて、キョロキョロしてると声をかけてきます。ひょっとしたら英語を話せなさそうな人を狙っているのかもしれません。
逆に本物スタッフは少ない!迷いそうな美術館の外では見かけませんでした。もっと本物スタッフさんが巡回したり迷いそうなところに立って欲しい。
そして情報が少ない!もっと看板などの表示を多くして欲しい、工夫して欲しい。
美術館の入り口が見えないところから行列になっています。
1つは当日チケットなので大行列。もう一つは我が家のような予約者用レーンでガラガラ。でも表示がない。スタッフもいない。入り口も見えない。この列・・・何の列?と一瞬悩むとすぐに偽物スタッフが登場です。首にはID(偽物ですが)。そして「あ、そのバウチャーじゃサン・ピエトロ寺院に入れてないよ」って言われると、列から離れてついていってしまう人もいるでしょう。
本物スタッフさん頑張って!ヴァチカン美術館頑張って!
↓偽物スタッフ出現ポイントとヴァチカン美術館の入り口の関係はこのような感じになっています。
「偽物スタッフその2」 の出現ポイント近辺から美術館入り口まで行列です。予約した人はこの行列に並ばなくていいです。でもそのことが書かれた看板はありません。
↓ヴァチカン美術館入り口です。これは上の道順で来た場合、回れ右(Uターン)しないと見えません。なので行列からは見えません。この見えないところに看板があって、左は当日券、中央は予約者、右は団体、みたいなことが書いてあるようです。
↓その美術館入り口の左側の写真です。並んでいるのは当日券を買う人。予約済みの人は彼らを横目に入り口まで進んで、上の写真の中央をどどーんと入ります。こういう状況なので混雑期は予約必須です。
まとめ
①ヴァチカン美術館の入り口はサン・ピエトロ広場から徒歩10分離れています。
②サン・ピエトロ大聖堂は無料ですがセキュリティチェックのために大行列です。
③本物でないスタッフもいるようです。(偽物と思いますが未確認)
④2018年正月、本物(と思われる)スタッフは「オレンジジャンパー」「背中に【staff】」
⑤偽物(と思われる)スタッフは「スーツ」「首からID」「紛らわしい肩書き」
⑥偽物はどこかの窓口へ連れて行こうとする。
注意してヴァチカン美術館、楽しみましょう!
ローマ楽しみましょう!
海外旅行楽しみましょう!