最近は日本で事前に購入して設定もしておけるプリペイドsimが登場しています。実際に購入したので詳しく紹介します
プリペイドsimが空港で売られているのをよく見ていたのですが、設定が不安だったり時間がかかりそうだったりで利用したことがありませんでした。いつもはテレコムスクエアのwifiをレンタルしていました。
ヨーロッパ旅行での事情
複数の国に行くかどうか
ヨーロッパを旅行する人は数カ国を周遊する人が多いです。我が家もパリとロンドンの2カ国の旅でした。複数の国を旅する場合、それぞれの国で通話とwifiが支える必要があります。
複数の国で使えるプリペイドsimが便利
プリペイドsimにも複数の国で使えるものがあります。
入出国の度にsimを入れ替える必要がないので便利です。
プリペイドsimとレンタルwifiルーターのメリットデメリット
レンタルwifiルーターのメリットデメリット
これまでの渡航歴は13カ国22都市です。プリペイドsim利用は中国上海で1度だけ。あとはいつもテレコムスクエアのレンタルwifiルーターです。
レンタルwifiルーターのメリットは安心感と信頼性です。これまで使えなかったことはありません。中国、ベトナム、シンガポール、イタリア、アメリカ、オーストラリア、どこでもサクサク使えます。しかも1台に複数人が繋げられるので1台あれば家族で利用できます。
レンタルwifiルーターのデメリットは荷物が増えることです。できるだけ手ぶらで歩きたいのですが、ちょっと散歩するにしてもレンタルwifiルーターとスマホの両方を持っておかないといけません。手のひらサイズと言ってもスマホとレンタルwifiルーターの二つをポケットに入れると結構パンパンです。さらに電池切れが怖いのでモバイルバッテリーも持っておかないといけないとなると結構な荷物です。
プリペイドsimのメリットデメリット
プリペイドsimのメリットは携帯性です。スマホに差し込むだけなのでレンタルwifiルーターのように荷物が増えることもないです。最大の魅力です。
プリペイドsimのデメリットは、現地で購入する場合、設定ができなかったりうまく繋がらないかもと言った不安なところです。多くの旅行者が利用しているのでまず大丈夫でしょうし、simロック解除されたiphoneならまず設定できないということはないと思いますが、現地の空港についてすぐ、何もわからない状態でお店の人とやり取りするのはやっぱり不安です。本当に繋がらなかったらパニックです。さらに現地で購入したり、メニューを選んだり、設定してもらったりする時間がかかることもデメリットです。30分から1時間はかかりそうなので、その時間はもったいないです。
でもこのプリペイドsimのデメリットは「現地で購入する場合」です。日本で事前に購入できて設定もできるなら、時間のデメリットは解消されます。
プリペイドsimを日本で事前購入するメリット
メリットの一つは時間です。現地で購入したり設定したりする時間が不要です。
メリット二つ目は利用者が多く口コミが多いことです。事前に購入するにはアマゾンで購入するのが一般的なので、レビューがたくさん集まっています。しかもうまく利用できているようで良い口コミが多いです。現地で困ったことなどは対策も合わせて口コミに書かれており、不安要素も少ないです。現地で購入するより格段に利用しやすいです。
ということで、我が家もプリペイドsimは日本で購入します。アマゾンで買いました。
日本で買えるパリ・ロンドン旅行向けオススメsimは「Three」 です
2019年2月現在、オススメは「Three」です。
イギリスの会社です。
2019年始のパリ&ロンドン旅行で大活躍しました。というか特に意識することなく使うことができました。
我が家の海外旅行はスマホ使いまくりの旅行なのでwifi必須です。airbnbはいわゆる民泊なのでホストとチャットやメールでやりとりしたり、移動にuberを使ったり、googleマップで美味しいお店を探したり、現地の予約もアプリだったり。
レストランでメニューを翻訳するにもwifiがないとさっぱりわかりません(汗。
「Three」の特徴はイギリス国内と71地域で使えることです
「Three」は多くの地域で使えます。なんとイギリス国内と71地域。
”Feel At Home”と呼ばれるドイツ・フランス・イタリア等71地域で利用できるので、周遊旅行には大変便利なSIMカードです。
「Three」は音声通話もバッチリです。
通話可能なsimもラインナップされています。通話simならイギリス国内の電話番号(つまり+44から始まる電話番号)が付与されて、電話をするのも受けるのも可能です。
「データ通信」専用simは通話できませんので、「通話」付きか「データ通信」専用か確認して購入しましょう。
「Three」の通信速度
イギリス国内のみLTE、Feel At Home対象地域では3G/2Gです。uberやgoogleマップ利用ではまぁokです。webで何か調べたり、翻訳したり、多くのデータが必要場合は少々もっさりですが特に困ることはなかったです。
プリペイドsimの種類
「通話+データ通信」と「データ通信のみ」の2種類があります。
「通話+データ通信」と「データ通信のみ」の2種類があります。
「通話+データ通信」 がオススメ
友達や家族で旅行している時、二手に別れるとか見失った時とか、何か緊急時に電話が必要になるかもしれません。我が家は迷子対策で通話できるsim、つまり「通話+データ通信」を利用するようにしています。
その他、uberを利用する場合、たまに確認の電話がかかってくることがあります。ニューヨークで経験しました。電話の内容は近くにいるけど見つけられない時とか、配車時間がかかりすぎたのでドライバーからキャンセルの提案とか。(パリ、ロンドンでは経験なし)。
airbnbを利用するとき、洗濯機の使用方法を「WhatsApp」というlineの英語版で連絡をもらったことがあります。この「WhatsApp」を始めるには電話番号が必要だったり。
・Three 通話+データ通信 プリペイドSIM【12GBタイプ】【最大30日間有効】YM SIMピンセット
多分コイツが最強です。通話もできて容量も12GBと多く、しかもsimピンまで付いています。
「データ通信専用sim」も
データ通信専用simでも、lineもline通話も使えるので、その程度で十分なら「データ通信専用」simでもいいでしょう。ちょっとだけおやすいようです。
・Threeデータ通信専用プリペイドSIM【3GBタイプ】【最大90日間有効】
人気のようです。口コミもたくさんあって安心。しかも高評価。
・Threeデータ通信専用プリペイドSIM【12GBタイプ】【最大60日間有効】
こちらは楽天で人気。ちょっと高いですが12GBと容量多く安心です。
先に紹介した「通話+データ通信」simも容量は同じ12GB。有効期間が30日と半分ですが値段も半額ぐらいなので、そちらの方が安くてお得かと。やはり「通話+データ通信」がオススメです。
プリペイドsim利用の注意点
取出し用simピンと収納グッズを忘れずに
日本でアクティベートしますが、使用するのはアメリカです。日本を出国するまでは日本のsimを使いますので、sim取り出しようのsimピンを忘れずに。
交換したsimを入れておくsimカードケースも必要です。持っておきましょう。simのサイズにあったケースを用意しておきましょう。
我が家の場合なら、iphoneなのでnanoSIM。家族4人の入れ替えなので、8個のスペースとsim取り出しピンが収納できるケースを持っています。
simロック
simロック解除されたスマホが必要です
アクティベート
日本でプリペイドsimを手に入れたらアクティベートが必要です。いわゆる開通申し込み。
安心してください。とても丁寧な日本語マニュアルをダウンロードできます。パッケージの裏のwebサイトにアクセスして日本語マニュアルをダウンロードしましょう。マニュアルに書いてある通りにやれば問題なしです。
このsimは日本では使えないのですが、アクティベートだけは日本で可能です。
使用期限に注意してください。”アクティベートする日”から”旅行を終えて帰国する日”までの期間が使用期限内であれば、日本に居てる間にアクティベートしてしまうと便利です。現地で設定する時間が不要です。
apn設定
apnという設定が必要です。
日本でmineoなどの格安simを利用している場合、日本用のapnがインストールされている場合があります。
日本の格安sim用apnが邪魔して繋がらないのでアクティベート時に削除しておく必要があります。この辺りも詳しく日本語マニュアルに記載があります。確認しておきましょう。
念のためレンタルwifiルーターを持っておこう
旅慣れている方、スマホの設定に明るい方、現地で助けが得られる方はプリペイドsimのみでいいと思います。
万一繋がらなかった場合や、空港についてapnの設定をする場合など、念のためのバックアップとして、レンタルwifiルーターを持っておくことをオススメします。
プリペイドsimがうまく使えた場合は不要になりホテルに置いておくことになりますが、海外で通信できないと命取りです。個人手配で旅行される方は特に気をつけましょう。
我が家の事例
2018年12月末から2019年1月、パリ4日、ロンドン1日。合計5日です。家族4人での旅行でした。
購入したのはこちら、
・Three 通話+データ通信 プリペイドSIM【12GBタイプ】【最大30日間有効】YM SIMピンセット
2,680円 × 4 = 10,720円
念のため、レンタルwifiルーターも借りました。安心のテレコムスクエアです。
安心とは言え結構な出費です(涙)。
届いたsimはこちら
届いたsimはこんな感じです。
パッケージの裏に日本語マニュアルのダウンロードアドレスが書いてますのでダウンロードしましょう。読んで設定すれば大丈夫です。
simパッケージの内容はこちら
パッケージを開けると、SIMカードが入っています。台紙からパキパキっと折って取り出します。その際基盤部分を触らないように注意しましょう。
私はハンカチなどを被せて素手が触らないようにしてはずしています。布の手袋をしましょうという方もいますね。
プリペイドsimが使えたところ
フランス パリでは
パリ市内はどこもok。ルーブル、オルセー、エッフェル塔、凱旋門、ノートルダム、バスティーユ、オペラ座。
UBERでの移動とgoogleマップ見ながらの街歩きで困ったことはありませんでした。レストランでメニューを翻訳するには通信が遅くて諦めました。イギリス以外は3Gだそうなので、少々モッサリですが通信が切れたりすることはなかったです。十分使えます。
ベルサイユ宮殿も問題なしでした。
北駅構内も問題なし。
シャルル・ド・ゴール空港も問題なし。日本でアクティベート済みだったので、空港に着いたらすぐに使えました。
イギリス ロンドンでは
ユーロスターの車内は全くダメ。ユーロスター内のwifiが弱くてこれも使えないので、家族全員ふて寝でした(笑)。
ロンドン市内も問題なし。キングスクロス駅、セントパンクラス駅、ビッグベン、ウインストミンスター寺院、バッキンガム宮殿、ベイカーストリート。
これまたUBERでの移動とgoogleマップ見ながらの街歩きで困ったことはありませんでした。時間がなくレストランに入らなかったので、翻訳は試してません。イギリスではLTEだそうなので(すみません、気にしていませんでした)、きっとサクサク動いてたと思います。
まとめ
プリペイドsim、便利!