国際線の乗り継ぎの疑問を解消します。初めて歓迎!乗継時間・荷物・遅延・手順・予約

乗り継ぎの注意事項

予約段階と実際に飛行機に乗る段階の2つに分けて確認しましょう。

【1】予約段階で注意すること

乗り継ぎについて、予約段階では次の2つに注意しましょう。

注意1)乗り継ぎ便は同じ航空会社か

通常、同じ航空会社の乗り継ぎであれば荷物は最終目的地まで運んでくれますし、乗り継ぎも簡単です。
もし、乗り継ぎの前の便が遅延した場合も、少しであれば待ってくれたりもします。航空会社の責任で乗り遅れが発生した場合、宿泊や食事の手配(と言っても最低レベルですが)を航空会社が行いその費用も航空会社が支払うことにになりますので、コスト削減や顧客満足度向上のため、極力乗り遅れないようにするようです。

航空会社が違う場合、遅延や乗り遅れの責任は航空会社にありませんので、乗り遅れた場合の宿泊費や食事は自己負担となります。ホテルの手配も自分でしないといけないのでとにかく大変です。

注意2)乗り継ぎ時間は十分か

 ①同じ航空会社での乗り継ぎの場合、2時間30分以上、できれば3から4時間。
 ②異なる航空会社での乗り継ぎの場合、6時間以上
 ③トランジットツアーに参加するなら、記載されている所要時間に3時間ほど余裕をプラスしておきましょう。乗り継ぎに慣れてなければやめておいたほうがいいでしょう。乗り遅れたら大変です。

【2】海外旅行当日に注意すること

乗り継ぎ便では最初のチェックインで次のことに注意しましょう。

注意3)荷物は乗り継ぎ空港でピックアップしなくていいか、最終目的地までスルーチェックインか

同一航空会社であっても乗り継ぎ時間が24時間を超えるような長時間となる場合、荷物をピックアップする必要がある場合があります。また逆に、24時間を超えるような乗り継ぎはストップオーバーと呼ばれ、一旦入国してその国を観光することが可能な場合もあります。「ストップオーバーか」「入国可能か」「荷物は一時引き取り必要か」

注意4)乗り継ぎ便のチケット(搭乗券)は座席指定されているか

同一航空会社の乗り継ぎであれば当然座席指定されているでしょう。可能であればネットで事前に座席指定しておきましょう。

【3】乗り換え空港で注意すること

乗り換え空港で大事なことです。

注意5)現地時間に時計を合わせたか

飛行機に乗ったらすぐに現地時間に合わせましょう。飛行機の到着時間も出発時間も現地の時刻です。日本時間の時計を見ていたら間違いますので気をつけましょう。

乗り継ぎに失敗したら

乗り継ぎ便の職員に助けを求める

まず乗り継ぎ便の職員に助けを求めましょう。出発ゲート付近にいるでしょう。
使いたくないですが、乗り継ぎ失敗を英語で言うと
I missed the transfer.Please advise me.
もう少し簡単に言うと
「エクスキューズミー、トランスファー、ミスっちゃいました。アドバイスくださーい!」
と日本で言えば全ての単語が入っているので伝わるでしょう(?)。

言葉で困ったら

クレジットカードや旅行保険の簡易通訳を利用しましょう。
電話口での通訳をしてくれるようです。
保険に含まれているか確認しておきましょう。

空港会社に電話する

航空会社に電話してアドバイスを求めましょう
国際電話料金がかかりますが、日本語で対応可能な場合があります。

クレジットカード会社や旅行保険の窓口へ連絡する

このようなややこしい時こそクレジットカードや旅行保険の威力を試す機会です。
乗り継ぎ失敗という事例は結構多いと思われます。クレジットカード会社も旅行保険の窓口も経験豊富でしょうから良いアドバイスをもらえるでしょう。アメリカンエキスプレスゴールドカードなどのしっかりしたコンシェルジュに相談してみましょう。何らかの対応をとってくれるかもしれません。

個人手配で海外旅行をするなら、こういう時に頼りになりそうなクレジットカードを持っておくと良いでしょう。おすすめはアメリカンエキスプレスカード のゴールドです。

乗り継ぎ失敗時の航空会社のよくある対応

ネットでよく見る対応では

①次の便に乗せてもらう(数時間後に便があって、座席に空きがある場合)

 次の便が次の日という場合、安い小さいホテルに詰め込まれる場合があるようです。知らない人との相部屋になったという話もあります。しかし正月などの繁忙期に家族4人が次の同じ飛行機に乗れるとは考えにくいです。バラバラになる可能性もあります。やはり乗り遅れないことが肝心です。

②振り替え便に乗せてもらえる(別の空港を経由して最終目的地までの新しいフライトを用意して乗せてもらえる)

 例えば、香港で乗り換えてローマに行く便に乗り遅れた場合、ドバイ経由でのローマ便などに振り替え。座席に空きがあればですが。

③自己責任で失敗した場合、チケット買い直し。

例えば定刻通り到着したのに搭乗口へたどり着けなく、職員への連絡もしなかったなど。キャンセル扱い。

このような時にも一度クレジットカード会社や保険会社に相談するのが良いでしょう。何かアドバイスや特別な対応をしてくれかもしれません。

乗り継ぎ時間の過ごし方

3時間の乗り継ぎフライトの場合、乗り継ぎにかかる時間はうまく行けば1時間ほどなので、待ち時間が2時間ほど発生します。この時間を有効活用しましょう。

ショッピング

その国ならではのおみやげ品や、急な風邪で薬やティッシュを買ったり、ぶらぶら時間つぶしをすることもできます。

食事をする

その国の料理を楽しむことができます。香港ですと飲茶、台湾ですとニューロー麺や小籠包、台湾スイーツなど。スタバはどこの空港にもありますので、慣れた味で軽食をとるのもいいと思います。

乗り継ぎ後が夜行便の場合、乗り継ぎ空港で食事をとっておいて機内食を食べずに目的地まで寝るということもできます。

ラウンジでくつろぐ

クレジットカードでプライオリティカードを作っておけば、無料で入れるラウンジもあります。食事やドリンクがありゆったりと落ち着けます。行列ができるほどの人気のラウンジもあります。シャワーが利用できるラウンジもあります。

マッサージやシャワーでくつろぐ

マッサージやシャワーがある空港もあります。マッサージでくつろぎ過ぎて乗り遅れないように注意しましょう。

まとめ

注意事項 予約時

注意1)乗り継ぎ便は同じ航空会社か

注意2)乗り継ぎ時間は十分か

 ①同じ航空会社での乗り継ぎの場合、2時間30分以上、できれば3から4時間。
 ②異なる航空会社での乗り継ぎの場合、6時間以上
 (1時間の乗り継ぎ時間では失敗する可能性大)

注意事項 チェックイン時

注意3)荷物は乗り継ぎ空港でピックアップしなくていいか、最終目的地までスルーチェックインか

注意4)乗り継ぎ便のチケット(搭乗券)は座席指定されているか

注意事項 乗り換え空港で

注意5)現地時間に時計を合わせたか

乗り継ぎに失敗したら

乗り継ぎ便の職員に助けを求める

クレジットカードや旅行保険の簡易通訳を利用する

空港会社に電話する

クレジットカード会社や旅行保険の窓口へ連絡する

  コンシェルジュサービスが充実したゴールドカードを保有したり旅行保険に入っておきましょう。

海外旅行楽しみましょう

心配になるようなことをたくさん書きましたが、注意事項を守ってしっかり準備すれば心配はありません。電車と同じです。新幹線に乗り遅れることもあるでしょう、事故などで電車が遅延することもあるでしょう。飛行機も同じです。
十分な準備をした上で遅延やトラブルがあったときはそういう運命だったとあきらめてトラブルを楽しんでしまいましょう。世界中の方が海外旅行を楽しんでいます。何とかなります。困難を乗り越えたら成長しますし、旅のいい思い出にもなります。心配事を色々書きましたが、大丈夫です、飛行機の乗り継ぎなんてみんなやってます。

一歩踏み出して海外旅行楽しみましょう!